9月10日、相変わらずの酷暑の中、堀之内引切公園の草刈りを実施しました。休憩時間、
気晴らしにすぐそばの大栗川堤防まで歩いてきました。もちろん、お目当ては雑草!笑
場所はこちらの記事で紹介したのと同じ範囲です。→雑草見てある記-その2 (h-yugi.org)
堤防を歩き始めてすぐ、これまでに見たことの無い大きな植物が目に飛び込んできました!
「これはもしや・・ギネアキビ?」暑さでうっかり心の呟きが漏れていたかもしれません。
ギネアキビは、滅多に図鑑などには登場しないマイナーな帰化植物です。南アフリカ原産の
大型草本で、高さは1.5mほどになります。改めて細かい特徴を慎重に確認していきました。
花序はざらつき、輪生状に長い枝を複数伸ばし、2小花からなる小穂を多数付けています。
そして近似種との区別の決め手となったのは、葉裏や葉鞘、稈の節などに目立つ白毛です。
ということで、どうやらギネアキビで間違いなさそう。由木地区では初記録の植物です。
初めて見る種や見慣れない種は、特に注意深く特徴を確認していくことが大切なのです。
この日は作業の帰り道に東中野のある谷戸へ立ち寄ってみました。特に目当てがあったわけ
ではないのですが、フシゲチガヤの草むらの中で、数えきれないほどのコバノカモメヅルが
花盛りを迎えていました。中にはアズマカモメヅルと呼ばれる花冠が緑白色の個体も複数
混ざっていました。(※花中央の副花冠は緑白色と小豆色の両方の型があるようでした。)
休耕田の畔道では、一足先にヒガンバナが開花していましたが、9/10の開花は時期的には
やや早いため、結実する2倍体タイプのシナヒガンバナ(コヒガンバナ)かもしれません。
暑さに負けず、いや、ちょっとバテつつ、草刈りと草観察をしっかりこなした一日でした。
早く涼しくなってくれないと体が持ちません・・地道に温暖化対策を頑張りましょう!
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