top of page

キベリトゲトゲ

  • Jun 8
  • 2 min read

6月1日、先日、ある機関誌の取材で、自分なりの“図鑑”の愉しみ方について話す機会がありました。そのとき強調

したのは、普段から図鑑を眺めることの楽しさ、そしてそれを実際に野外で確かめたり、帰ってから理解を深めたり

する繰り返しが、自然観察をさらに豊かにしてくれることです。図鑑で見たことがある生きものと、ふとした機会に

出会うととても嬉しいものです。この日も長池公園でそんな出会いがありました。アザミにいた不思議な甲虫です。

数年前、ベニモントゲホソヒラタハムシの俗称とされる「トゲアリトゲナシトゲトゲ」というおかしなネーミングが

流行りました。名前の面白さはさておき、“トゲトゲ”ことトゲハムシの仲間が、身近な環境でもいくつか見られる

ことを知り、見てみたいと思っていました。それらのうち、キベリトゲハムシ(旧称:キベリトゲトゲ)はフキの葉や

アザミ類の葉を好むということで気にかけていたら、運良くタイアザミの葉の上を歩くこの子に出くわしたのです!

なるほど、本当に図鑑どおりのトゲトゲで四角いフォルムでした。意外だったのは、もっとのんびり動かないでいる

ものと思っていたのに、とにかく素早く歩き回ることです。これは私が使っている図鑑には書いていなかったので、

実際に出会って確かめるまではわからなかった情報ですね。さらに、詳しく調べてみると、葉に独特な産卵痕を残す

こともわかったので、今度はフキやアザミ類の葉に産卵痕が無いかどうか、チェックするようにしたいと思います。

さて、園内では長池水際のウキヤガラや築池柵内のノハナショウブが咲き始めたほか、ムラサキシキブの花も各所で

目にするようになりました。梅雨入りが近いことを教えてくれます。4枚目以降の写真はこの日、見かけた昆虫です。

順に、ニイジマチビカミキリ、イチモンジチョウ、ハラグロオオテントウ、そして珍しいナカボシカメムシも登場。

数日ごとに見られる昆虫のラインナップも移り変わっていきます。みんな、今週の台風を乗り越えられますように!

おまけ。里山保全隊活動の様子です。ながいけの道沿いの選択的草刈りを引き続き実施。皆さん元気もりもりです。


 
 
bottom of page