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キブシとメジロ

3月18日、夕方にかけて静かな春の雨が降りました。

自然館巣箱のヤマガラは、出入りしている様子が見られなかったとのこと。

きっと、濡れた巣材の運び込みは避けて、造巣活動をひと休みするのでしょう。

明日は晴れるようです。満開のヨウコウやカタクリと会えるのが楽しみですね!

さて、この時期に黄色い花の樹木が多い理由について、3月1日の記事で考察しました。

今、各地の公園の雑木林でもっとも目に付く黄色い花がキブシです。

キブシは雌雄異株の虫媒花で、コマルハナバチなどが花粉の運び役として知られています。

花のつくりや色、そして付き方も、昆虫を呼び寄せることに特化しています。

以前、キブシの花にメジロのペアが訪花している様子を観察しました。

実際には、昆虫だけでなく小鳥もこの花の蜜を舐めに来るのです。

観察をしながら、メジロの視点に立ってキブシの吸蜜について考察してみました。


<メリット>

・花の数が多く、一つの花の蜜も多いこと。

・花の入口こそ狭いが奥行きが無いため、簡単に蜜を舐めとれること。

 (※嘴先端だけに花粉が付いている。)

・身体や嘴のサイズが大きい他の小鳥は吸蜜できないため、別の種類の小鳥との間で

 競争をしなくて済むこと。

・群れを解消してペア行動に移行する時期と開花期が重なるため、メジロどうしで

 競争をしなくて済むこと。


<デメリット>

・花が下向きに咲くので身体を反転させるなど、無理な体勢を強いられること。

・花序の上から順に咲くので、花期終盤には立ち位置から嘴が届かなくなってしまうこと。


・・というわけで、キブシの花はメジロにとって思いのほかありがたい存在であることが

想像できました。ただし、うまく味わえるのは咲き始めの一時期に限定されそうです。

今後も観察を続けてみたいと思います。


ところで、キブシの花言葉は「待ち合わせ」。

あのメジロの夫婦も、もしかするとこの木で待ち合わせしていたのかな?


※告知:明日19日は、長池公園の芝生広場で恒例の「みどりのあそび市」が開催されます。

様々な遊びの催しのほか、キッチンカーなども出展しますので、気軽にお立ち寄り下さい!


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