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キツネノカミソリ花盛り

7月23日、長池公園では、朝からツクツクボウシの初鳴きが聴こえてきました。

これでようやく全てのセミが鳴き揃いました。今後はニイニイゼミの個体数が減り、

アブラゼミやミンミンゼミ、ヒグラシなどが日毎にどんどん増えていくことでしょう。

カタクリ観察路では、春にカタクリの咲く辺りでキツネノカミソリが見頃を迎えています。

雑草やつるが茂って根元のほうまでよく見えませんが、ヒガンバナと同じで、この時期は

葉っぱがありません。頭上の木々が芽吹く前の早春に葉を茂らせ、光合成を済ませたあとに

地上部は枯れてしまいます。真夏のちょうど今ごろ、今度は地上に花茎が姿を現すのです。

この一風変わった生態のおかげで、日の当たらない暗い林床でも元気に花を咲かせます。

キツネノカミソリの様子を見に行く道中、カブトムシやキボシカミキリに出会いました。

今シーズンは特にカブトムシが多いように思います。昼間にあちこちで遭遇しています。

3枚目はセンノカミキリ(センノキカミキリ)です。右の触角が欠損しており、同じ個体が

2日続けて自然館内の吹き抜けに生えているカクレミノの幹に飛んできてくれました。

夕方16時半頃には、里山トイレの前の水路で、ミズオトギリが一斉に花開いていました。

どの花にもアリが群がっています。よほど美味しい蜜が分泌されているのでしょうね!

ところで、緑地の管理作業は熱中症対策として午前中いっぱいに短縮して実施しています。

この日は別所お月見公園の草刈りを行いました。外での作業がもっともハードな季節です。

私も含め、屋外作業に従事する皆さんは決して無理をせず、体調管理に気を付けましょう。

おまけ。ちょっと珍しいヒグラシの抜け殻と、抜け殻の成る木(ひと枝に15個!)です。


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