2月28日、長池公園で長池小学校つばさ学級の定例プログラムを実施しました。
このプログラムでは年間4回、季節に応じた生き物観察&体験を行ってきました。
今回は今年度最終回ということで、ヤマアカガエルの卵塊の観察と、
センサ-カメラに写った野生動物のレクチャーという豪華二本立てです。
ほとんどの生徒が、カエルの卵を見るのも触るのも初めて。
「タピオカとコーヒーゼリーの中間みたい!」・・そんな感想が聞こえてきました。
カエルが大量に卵を産む理由や、産卵場所の環境のことも、しっかり考えてもらいました。
この街で育つ子どもたちには、“春が来たら近所のカエルの卵を見に行ってみよう”それが
当たり前のようになってくれたら嬉しいですね。彼らが大人になってからもふと思い出す、
“心のふるさと”となるような時間を一緒に過ごすこと。私たちの大切な仕事の一つです。
観察の帰り道、ある男の子が「オレンジ色のチョウがいたよ!」と教えてくれました。
早速駆けつけると、成虫の姿で冬越しをしていたキタテハ(秋型)でした。
ぽかぽか陽気に誘われて飛び始めたに違いありません。今年初めての確認です。
写真を一枚撮り、自然館に戻って印刷したものを、発見の御礼にプレゼントしました。
すると、その写真をしげしげと見つめたあと、「翅が葉っぱの形してる!」と鋭い一言。
そう、翅を閉じると落ち葉そっくりの色と形になり、擬態して冬を乗り越えるのです。
擬態のことなんて話してもいないのに、じっと見ただけでその秘密を見抜いた彼に拍手!
話は変わりますが、イトーヨーカドー南大沢店のあるガレリア由木5Fの壁面ギャラリーで、
企画展示「夜の隣人たち~南大沢に暮らす野生動物~」が本日28日よりスタートしました。
多摩ニュータウン開発センターから依頼を受け、長池公園周辺で撮影された野生動物の
センサーカメラ写真をいくつかピックアップして展示しています。
近くへお出かけの際はぜひご覧下さい!※次回は夏頃に展示を入れ替える予定です。
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