2月22日、マスターズプログラム(シニアボランティア)の活動で
堀之内東山はぐくみの森緑地内の閉鎖管理区域、3区画の手入れを行いました。
ここでは、東山住宅開発の際に移植されたエビネやアマナなどが保護されています。
侵入した竹の除伐、ササの刈り取り、落枝や倒木の搬出などが主な作業です。
作業中、立ち枯れた朽木の中からキイロスズメバチの女王蜂が見つかりました。
冬越ししているところを起こしてしまったようで、のそのそと体を動かし始めました。
暖かくなってきたとはいえ、女王蜂が活動を始めるのは早くても4月頃。
それから働きバチが羽化するまでしばらくの間は単独営巣期となり、コロニーの存続という
重大な任務を担うことになりますので、今はしっかり休んでおかなければなりません。
予定どおり作業を終え、荒れ放題だった林床もご覧のとおり、だいぶすっきりしました。
それぞれ左が作業前、右が作業後。エビネやタマノカンアオイの常緑葉も確認できました。
アオキの葉には、整列して集まったヤマギシモリノキモグリバエの冬越し集団、
大木の幹にはライトグリーンが美しいヨツボシクサカゲロウの姿も。
そうそう、アオキの幹や葉の虫たちをチェックしている時に“季節外れのサンタ”を発見!
白髭サンタが日本の雑木林でひっそり冬越ししているなんて、想像もしませんでしたね笑。
追記:作業中にウグイスが優しい音色で囀っていました。私的には今季初鳴きでした。
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