12月5日、本格的な冬の到来を感じる肌寒い一日。終日、堀之内沖ノ谷戸公園の林床整備を
行いました。休憩時間に広場へ移動すると、ポツポツ・・と雨音が聞こえ始めたので、
これは結構降るかもと慌てて引き返そうとしたところ、なぜか肌に雨粒を感じません。
ふと足もとを見ると、写真のような光景が広がっていました。小鳥の翼のような形をした
その正体は、イヌシデの果苞です。タネが残っているものも外れているものもありました。
先ほど雨音と勘違いした音は、これら果苞がパラパラと落ちてきて、木々の葉を揺らす音
だったのです。動画も撮ってみましたが、実際よりもノイズのような音に聴こえます。
それにしても、風もほとんど吹いていないのになぜ?・・その答えはすぐにわかりました。
イヌシデの枝先にカワラヒワの群れが集まり、静かにタネをついばんでいたのでした。
木の真下まで行ってみると、頭上から食べこぼしの果苞が次々に落ちてきます。
そして、少しずつ鳴き声が賑やかになってきたかと思うと、食事を終えて別の木へと
移動していきました。メジロの嫁入り(メジロの嫁入り? (h-yugi.org))を体験してから
1ヶ月、今度はカワラヒワのシャワーを浴びて喜ぶ私。やっぱり小鳥が好きなのです。
こちらは作業の合間に撮ったものたち。順に、オナガ、センリョウ、コクサギの冬芽です。
動植物との出会いはいつでも作業の疲れを癒してくれます。そして身も心もぽっかぽか!