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ウラシマソウと巣箱の新入居者

4月12日、来客対応や打ち合わせに追われた一日でした。合間に開花中の植物をチェック!

昨日の記事にもちらっと登場したウラシマソウ。こちらはながいけの道沿いのものです。

傘を差した紳士のように見えて、思わず撮影してしまいました。付属体という器官が

糸のように長く伸びており、これを「浦島太郎が垂らした釣り竿」に見立てたのだとか。

ウラシマソウは、ここ10年くらいで急増した植物の一つです。南方系の植物全般にいえる

ことですが、以前は無かった場所でも生育が確認されるようになり、今では内陸部の

八王子でも普通種になっています。自宅の裏山にもいつの間にかたくさん咲いていたので、

もはや“ウラヤマソウ”です。今後、このペースで増え続けるのかどうか気になりますね。

自然館駐車場の林縁にゴヨウアケビの花が咲いていました。左が雄花、右が雌花です。

5枚1セットの葉を持つアケビと3枚1セットの葉を持つミツバアケビの種間雑種で、

比較的よく見かけるものです。雑種なので、おなじみの果実は残念ながら実りません。

葉は5枚1セットですが、縁が緩く切れ込む点はミツバアケビの特徴を受け継いでいます。

満開のヤマブキをよく見ていくと、この子がたくさんいます。ヤブキリの赤ちゃんです。

この時期はこんなに可愛らしくて、花粉や花びらをパクパク食べているのですが、

大人のヤブキリは昆虫界きっての名ハンター。誰もが恐れる存在に成長していくのです。

さて、この日は嬉しいニュースがありました。自然館前のカメラ付き巣箱にシジュウカラが

巣材を運び込み始めていたのです!すでにヤマガラが卵を抱いている中庭の巣箱とともに、

同時に2種類の小鳥の繁殖の様子が観察できることになります。これは楽しみですね!!


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