top of page

アレの正体が判明

2月2日、今年は今日が節分の日だそうです。節分は、新年の始まりに邪気を払い無病息災を

願う行事です。引き続き、健康第一、安全第一を心がけて、実践していきたいものですね!

話は変わりますが、先月に開催した自然観察会の時に「よく見るこれって何ですか?」と

参加者から質問がありました。私も、最近やたらよく見るので気になっていたものです。

写真のように、広葉樹の枝の下側に白いゴミのような物質が並んでいるもので、特に木の

種類は決まっておらず、とにかくそこいらじゅうの枝にこの物質が付いているのです。

この物質の正体が判明しました。チュウゴクアミガサハゴロモという昆虫の産卵痕です。

チュウゴクアミガサハゴロモは、こちらのブログでも何度か登場していますが、近年、

爆発的に増えている外来種のハゴロモ類です。考えてみれば、この蝋状の物質、幼虫が

背負っている物質とそっくりでした。この連なっている物質の下部に1mmほどの卵が並んで

産み落とされており、卵の状態で冬越しをするのだそうです。正体がわかってスッキリ!

参考までに、チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫(左下)と成虫(右上)の写真を載せます。

昨年はあちこちで本当によく見かけました。自宅のベランダや車内に入り込んでいる個体も

いたほどで、ともすると目にしない日はないのでは・・というほどの大量発生ぶりでした。

それらが手当たり次第に産卵していたわけですから、産卵痕の多さにも納得がいきますね。

おまけ。南大沢駅周辺などで配架されているフリーペーパー「南大沢かわら版」2月号の

制作協力を行いました。動植物の冬越しがテーマです。どうぞお手にとってご覧下さい。






bottom of page