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アリたちの向かう先には・・

8月30日、西日本に停滞する台風の影響が各地に出ています。被害に遭われた皆さまに

お見舞い申し上げるとともに、引き続き、大きな被害が出ないことを切に願います。

私たちが管理する公園でも浸水や倒木の発生があったようです。スタッフが安全確保に

尽力しておりますので、天候が回復し、安全が確認できるまで、樹林内などの散策は

極力控えていただきますよう、利用者の皆さまにもご協力をお願い申し上げます。

長池公園の体験ゾーン、畑のそばの水路にあるミズオトギリは今もまだ開花しています。

至近距離で観察できる場所は少ないので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。

開花は15時半頃から始まり、夕方がピーク。日中は花を閉じてしまっているのでご注意を!

ミズオトギリの開花を待ち構えていたかのように、アリたちが行列を成して、この花を

目指して登っていきます。よほど蜜が美味しいのでしょうか。それとも、他の昆虫たちが

活動を終えて飛ばなくなり、アリたちが安心して蜜を独占できるということでしょうか?

いずれにしろ、夕方のわずか4時間ほどしか花を開かない一日花のミズオトギリにとって、

小さなアリたちが大事な送粉者としての役割を担っていることは間違いなさそうですね。

ツルニンジン(ジイソブ)の花がちらほら咲き始めています。今シーズンは長池前の広場と

つくいけの道の集草場周辺で見ることができます。ながいけの道では、とても地味ですが

面白い果実の付いたイガホオズキも見頃です。咲き残った花と果実が同時に見られるので

まさに一石二鳥の植物です。なお、写真はありませんが、芝生広場の片隅の林縁に発生中の

サガミランもやっと開花したようで、個人ブログで開花情報をご覧になった方々が連日、

見にいらっしゃっています。もはやお客さんのほうが情報が早い今日この頃なのでした笑。



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