また会えたね
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 5月6日
- 読了時間: 2分
更新日:5月6日
5月1日、慌ただしかった4月も終わり、いつの間にか5月に突入です。この日は来週7日から
3日間かけて行われる専門学校の校外実習の事前授業のため、都内へ出張してきました。
実習に向けて、朝から夕方までがっつり授業でしたが、室内講義だけだと(私の)集中力が
持たないので、午後の1コマは神田川沿いの住宅街や緑地を実際に歩いて植物の調査方法を
訓練することにしました。先日も雑草三昧の一日を過ごしたのに、そう、また雑草です笑。
歩き始めてすぐに良い場所を見つけました。除草が全く行き届いておらず、そこらじゅうに
雑草が生い茂って大変なことになっている駐車場です。雑草をそのままにしている場所って
意外と少ないので、こちらとしてはとても助かります。ふと、足もとに目をやると・・!!
なんと、珍しい四つ葉のカタバミが目に飛び込んできました。「はい、みんな集合~!」
先月、南大沢生涯学習センターの講座の最後に、植物の愉しみ方の一つとして紹介したのが
身近な草花のカワリモノ探しでしたが、まさにこういう発見が宝なのです。幸運のカタバミ
その近くでは、本家であるシロツメクサの四つ葉のクローバーもちゃんと見つけましたよ!
南多摩エリアではあまり見かけない牧草、カナリークサヨシがありました。面白い名前は
カナリヤの餌として輸入されたことに由来します。そういえば、最近ではペットショップで
カナリヤを見る機会もほとんどなくなりました。飼い鳥のさえずりを楽しむという文化が
廃れて、どちらかというと親密な距離感や愛らしさが重視されるようになったのでしょう。
その他、こんな雑草を取り上げました。カベイラクサ、マメグンバイナズナ、チドメグサ、
セイタカハハコグサ、キツネアザミ、カラクサナズナです。中野区から新宿区にかけて、
雑草を覗き込みながらの道中、なんと店先から「大丈夫ですか?何かお困りですか?」と
声をかけられてしまいました。人騒がせな一行で本当にすみません。我に返って恥ずかしい
気持ちになりました。でも生徒の一人から「雑草は景色の一部として見過ごしてきたから、
こんなによく見たことがなかったし、結構きれいな種類もあることに驚いた。」と嬉しい
コメントをいただきました。そうそう、それなんですよ。お散歩だって学びになるんです!