7月1日、夕暮れ時にヒグラシが鳴き始めました。ノスタルジックな気持ちになる音ですね。
先週6月29日の夕方に、巡回当番でせせらぎ緑道を歩きました。その際、下流の水路内で
イネ科のヤマアワを見つけました。パッと見はクサヨシなどに似ていますが、よりフワッと
した穂が可愛らしく、個人的には魅力的な植物だと思います。これまで気付かなかったので
水路のお掃除などで攪乱されたことによって出現したのかもしれません。由木周辺では、
鑓水ほか大栗川より北側のエリアに多く、谷戸や休耕田を探すと見つかる湿生植物です。
流れのそばではオグルマが開花していました。こちらは水路を整備した際に修景植栽として
導入されたものと思われますが、細々と生き残っています。先月のブログで取り上げた
カセンソウとよく似ていますが、より湿った環境を好み、総苞や葉に違いが見られます。
流れを辿っていくと、色々な水辺の植物と出会うことができます。写真は順に、ミクリ、
アゼナルコ、フトイ、ハイコヌカグサ、ミソハギ、ヒロハシャゼンオモダカ(葉)です。
赤トンボの一種、マユタテアカネも姿を見せ始めました。羽化後すぐは水辺にいますが、
間もなく薄暗い林縁などに生息地を移動して、そのまま越夏します。9月くらいにまた
水辺に戻ってきます。赤トンボの仲間は季節によって場所を移動する種類が多いですね!
ところで、この日の緑地作業チームは姿池斜面地の草刈り(2周目)を行っていましたが、
途中で雨が降り出したため撤収。残りの時間はクラフト用の木っ端(枝の輪切り)づくりに
協力して下さりました。初めての丸鋸もお手の物、あっという間に数百枚の木っ端が完成!
雨の日でも、やること(やれること)がいっぱいな長池公園なのでした。お疲れさまでした!