12月31日、一年の締め括りは鳥たちに会いたくなって、夕暮れの鶴見川を歩きました。
最後に観察した鳥、鳥納めはゴイサギです。日没後の水面をじっと見つめていました。
散策中に出会った野鳥を少し紹介します。長池公園では滅多に見ることができない水鳥、
オカヨシガモが数多く見られました。雄は他のカモの雄のような派手さが無く、地味です。
水際ではイソシギが採餌を繰り返していました。尾羽を上下させながら歩き回る様子は
セキレイとよく似ています。セキレイは歩きと飛翔とを巧みに使い分けている印象ですが、
イソシギは警戒時以外はほとんど飛ばない代わりに、一度飛んだらもう戻ってきません。
河畔林に繁茂するノイバラにはオナガが集結し、次々と赤い実をついばんでいました。
一般的に、ノイバラの実を好んで食べる鳥は少ないといわれていますが、これまでにも
シジュウカラ、ジョウビタキ、イソヒヨドリなど様々な鳥が食べる様子を観察しています。
すぐ近くの枝先に雌のモズが止まっていました。この丸い頭と優しい瞳、大好きです。
日暮れが近付くと、どこからかムクドリやツグミの群れが集まってきました。この辺りに
集まって寝るようです。ツグミは暗くなってからもトウネズミモチの実を食べていました。
今年最後の一日は、馴染みある鳥たちと、のんびりとした時間を過ごすことができました。
ということで今年も一年お世話になりました。読者の皆さまには心から感謝しております。
明日からの2024年も引き続き、公園、そしてスタッフブログを宜しくお願い申し上げます。
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