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うばめがしい秋の一コマ

11月2日、メジャーリーグでの日本人選手の活躍に心を動かされた方も多いことでしょう。

私もその一人です。海の向こうの出来事に、幾多の人々が注目し、感動を分かち合う・・

スポーツの力は凄いですね!スケールこそ全く違いますが、自然体験も人々の心を動かす

素晴らしい力を持っていると思います。感動の連鎖が、少しずつ広がっていきますように。

さて、長池公園のお隣、道向かいの松木公園には長池公園には無いものが色々とあります。

その一つがウバメガシのどんぐりです。ウバメガシは南方系の樹木で、自生地は沿岸部など

潮風の当たるような環境ですが、内陸でも公園樹や生垣として植えられることがあります。

備長炭の原材料としても有名ですね。ウバメガシは花の咲いた翌年の秋に果実を付けます。

果実は確かに、帽子(※パンツとも表現される)付きの、いわゆるどんぐりそのものですが、

注目すべきはその色・かたち・大きさがバラバラで、じつに多様性に富んでいることです。

色や形の揃ったどんぐりのほうが使い勝手が良さそうではありますが、ウバメガシの場合は

その不揃いさを逆手にとって、それぞれの個性を楽しむのが良いでしょう。試しにいくつか

拾って手の上に集めてみると・・なんだか“フルーツのつかみ取り”のように見えますね。

この多様性の魅力を表現するのにちょうどいい形容詞が見つからなかったので、ここで一つ

造語を閃きました。「うばめがしい」:色・形・大きさが多様で、一つとして同じものが

無いことに、美しさや魅力を感じたときに使う表現。多様性。いったい誰に通じるんだか。

おまけ。サザンスカイタワー八王子4Fにある八王子駅南口総合事務所において、11日までの

期間、市内の自然共生サイトに関するポスター展示が行われています。長池公園の紹介も

パネル4枚に渡って掲示されていますので、近くへお出かけの際はぜひお立ち寄り下さい!


 
 
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