いきものがかり植物班の活躍
- ひとまちみどり由木
- 2024年7月11日
- 読了時間: 2分
7月8日、ミンミンゼミの鳴き声も聴こえてくるようになり、暑さは増すばかりです。
自然館周辺の植物たちも、高温のために葉っぱがしおれるなど、被害が出てきています。
そんな植物たちの救世主が植物管理ボランティア「いきものがかり植物班」の面々です。
暑さにも負けず、自然館中庭で保護している植物の手入れに取り組んで下さりました。
巣箱の撤収とともに、作業の様子は記事の後半にまとめて載せますのでぜひご覧下さい。
蕾の膨らんでいた鉢植えのミズオトギリをテラスに移動しておいたら、夕方になって
咲き始めていました。日の傾いた15時半頃にならないと開花しない不思議な植物です。
東京都では区部と南多摩でわずかに見られるだけとなっており、大変希少なものです。
その他、自然館植栽で見頃の植物をいくつか紹介します。1~5枚目は域外保全植物です。
順に、サジオモダカ(1・2枚目)、ヒシ、シロネ、シズイ、ヒメミクリ(自生由来)です。
「いきものがかり植物班」の作業の様子です。この日の作業メニューは盛りだくさん!
・雑草とり(ヌスビトハギ、ミズヒキ、ドクダミほか)
・つる植物(バアソブ、ノアズキほか)の仕立て
・開花植物(ミズオトギリ、シズイほか)の鉢をテラスへ移動
・咲き終わった植物(ノハナショウブほか)の鉢をテラスから撤収
・保護植物等への名札の設置と水やり
作業のついでに、自然館入口と中庭の巣箱を撤収しました。3回目繁殖を行う可能性も
ありますが、この時期の繁殖は、巣箱内が高温になりすぎることや、ヒナの栄養源となる
芋虫が蛹や成虫になってしまうために食糧難になることなど、リスクが大きいのです。
早い時期に巣箱を取り外してしまうほうが、かえって小鳥のためには良いと考えています。
おまけ。自然館スタッフが大きなウスバカミキリを捕まえてきました。夜の定番種ですね!